今日から、幼馴染まない。
「・・・・・・・・・・・・・・・え??」
優衣が足を止めて振り返る。
「だから、一緒に行こう。 オレたちが一緒に登校する事で、嫌な気分になる人間はいないから」
『行こう』と優衣の背中をそっと押すも、動かずオレの目をじっと見つめる優衣。
「・・・・・・・・・・・・・・・なんで??」
「優衣、今日一緒に帰ろう。 帰りに、優衣に大切な話があるんだ。 行きに話すには時間が足りないから」
優衣の目を見つめ返すと
「・・・・・・・・・・・・・・・分かった」
優衣が小さく頷きながら、オレから視線を外した。