今日から、幼馴染まない。
「・・・・・・・・・・・・・・・球技大会の時さ、優衣、オレの写真いっぱい撮ってくれたんだろ?? 優奈さんから聞いた。 そんなに撮ったの??」
「・・・・・・・・・・・・・・お姉ちゃんの事だって、正直赦せてない。 だけど、ワタシが避けるせいで家の中の空気が未だに悪くて。 ちゃんと仲直りしなきゃって。 お姉ちゃんの喜ぶ事をしようって。 ・・・・・・・・・・・・・・そしたら、球技大会の日、律ばっかりカメラで追ってた」
気のせいか、優衣の顔が少し赤くなった気がした。
泣いたせいかもしれないけれど、もし照れているんだとしたら・・・・・・・・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・オレとは仲直りしようとしなかったくせに。 ・・・・・・・・・・・・・・てゆーか、オレばっかり撮ってたの?? 晃の事は??」
「・・・・・・・・・・・・・・・4、5枚」
優衣が晃よりオレの方を多く撮ってくれていた事は嬉しいが。
「・・・・・・・・・・・・・・・そりゃ、振られるよ。 優衣」
「・・・・・・・・・・・・・・・ですよね」
優衣が、苦々しく笑った。