今日から、幼馴染まない。











「違う。 優衣は悪くない。 ・・・・・・・・・・・・・何であの時オレ・・・・・・・・・・・」








後悔で言葉が続かない。 







どうして。どうして。 頭の中を駆け巡る疑問が自分を責める。








「・・・・・・・・・・・・・・ね。 タイミング悪いよね。 ホントに、腹が立った。 律とお姉ちゃんに。 ・・・・・・・・・・・・・・今もさ、頭ではしっかり理解出来ているのに、曲がった臍がなかなか元に戻ってくれなくて大変。 ・・・・・・・・・・・・・だから、前みたいに戻るのは・・・・・・・・・・・無理だよ。 ・・・・・・・・・・・・・・自分がこんなに捻くれ者だったなんて、知らなかったし知りたくなかったよ。 超絶ガッカリ。 ・・・・・・・・・・・・・タイミングが悪かったのはむしろ自分の方なのにね」







優衣が、苦しい笑顔を作りながら、オレとの仲直りを拒んだ。







「・・・・・・・・・・・・・・待つよ。 時間がかかるなら、待つ。 だから、そんな事言うなよ。 ・・・・・・・・・・・・・・ずっと一緒にいたじゃん、オレたち。 優衣はオレの大事な幼なじみだから」








それでも食い下がる。 だって退けない。 オレたちの関係は、一緒に過ごした年月は、こんなにも簡単に過去のものになってしまうのか??








優衣の手を両手で強く握った。
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