今日から、幼馴染まない。
「何やってるの、律。 早く戻りなよ。 試合中でしょうが」
何とも冷たい優衣。
ゴール入れたんだから、少しくらい褒めてくれても良いだろうに。
「・・・・・・・・・・・・・・ちゃんと見てた?? 1点入れたよ、オレ」
「うん。 しっかり見てたから知ってるって。 てか、早く戻りなって!!」
遂に追い払うかの様に『シッシッ』と手を動かし始めた優衣。
・・・・・・・・・・・・・・・・何だよ、優衣。
「・・・・・・・・・・・・・・・・優衣の声が聞こえたから。 優衣が『決めて』って言ったから。 ・・・・・・・・・・・・・・・・なのに何だよ。 もっと褒めてくれてもイイだろうが!!」
晃しか応援してないと思ってた優衣がオレの名前を呼ぶから、踏ん張ってゴール決めて、こうして優衣の所まで来てしまったじゃないか。