今日から、幼馴染まない。
「・・・・・・・・・・・・・・何その交換条件。 ワケ分かんない事言ってないで、さっさと戻ってよ、まじで!!」
『負けたらどうすんのよ!!』なかなか戻らないオレに、さすがにイライラしだす優衣。
「・・・・・・・・・・・・・・優衣が交換条件飲むまで戻んない」
駄々っ子の様に、頑固にその場に居座る。
だって、分かってるから。
今日絶好調のオレをコートに戻さないとこの試合は恐らく負ける。
優衣も周りの女子も多分そう思ってる。
周囲の視線を感じ取った優衣は、オレのこの卑怯なやり口を受け入れないワケにはいかない。