お隣さんは元カレ?
ほっとけない
有馬とケンカのような言い合いをしてしまった、あの日から数日。
一人落ち込んでいた菜実は、缶チューハイを持ってアパート近くの夜の公園へ。
「明日休みだし、別にいーもんねー」
菜実はグビグビとお酒を飲む。
「はぁー…」
でも出るのはため息ばかりで、夜空を見上げる。
「有馬もう……彼女に告白したかなぁー…もう付き合ってるのかな…」
そう思って、自分の瞳が潤んできたことに気づき、手で目元を拭う。
「バカッ…それでいいじゃんっ」
そしてまたグビッとチューハイを飲む。
その時、携帯が鳴った。