お隣さんは元カレ?
突然、左手首を有馬に掴まれる。
「えっ…!?」
すると有馬はそのまま菜美を引っ張り、鍵を開けた自分の部屋の中に入れる。
「ちょ…有馬!?」
驚いてる菜美を玄関の壁に押し当て、菜美の肩の横に有馬の手がつく。
「ちょっと、有馬…どうした……んっ…」
口を開いた菜美の唇を、有馬はすぐに塞いだ。
そして唇が離れ、突然のことに真っ赤になる菜美。
「び……っくりした…」
有馬って、こんな強引だったっけ…?
「おまえが、そんな顔するから…」
「えっ…?」
「離れなくないって、顔してる…」
「……っ!」
有馬に気持ちを見透かされ、菜美はさらに赤くなる。