また、君に会いたい。
転校生。
・・・寒い。
今日はなぜか雪が降ってる。
ここは北海道とかそこらへんのように、雪が降る地域じゃない。
雪が降るのは、1年に1回あるかないかなのに!
こんなんじゃ全然春じゃない!!
「七海~!おっはよ~!」
「いった!」
後ろからおもいっきり背中を叩かれる。
犯人は私の親友、石井友梨華(いしいゆりか)だった。
友梨華はショートカットで、活発な女の子。
叩かれるのは毎度の事で慣れたけど、さすが痛いよ・・・
「友梨華おはよ。」
「うん。おはよ!あ、七海って春休み何してた?」
「うんーとね・・・」
くだらない会話をしながら学校へ行く。
今年も友梨華と同じクラスがいいな・・・
そう思いながら学校についた。
「七海~!また同じクラスだね!」
クラス表を確認すると、また同じクラスだった。
「良かったねー!」
「ねー!」
あ、他のクラスメイトってどんな人だろ?
名前を見たけど、数人しか知らなかった。
2人で教室に行く。
私達は2ーAだから、階段をのぼってすぐの所に教室がある。
ガラッ
教室に入ると、転校生の話題でもちきりだった。