甘くて苦い恋の行方
いつもなら、こうすれば話を変えてくれるのに。
‥‥‥今日の、流空はなぜかそうしなかった。
「ねぇ、いつもだれと連絡とってるの?
男?」
彼は、私のところに身体を密着させた。
彼はベッド、私は床に座っていて
丁度、彼の足に私の身体を入れる。
それで、私の頭に顎が乗っかる。
この状態は凄く辛い。
鼓動が無視できないくらいの音でなりだす。
私はとっさに携帯を閉じた。
用もないのに携帯を開いてるとバレれば
この手はもう使えなくなるからだ。
「やっぱり男?図星?」
ニヤニヤとしている彼に心が痛む。
あからさまに嬉しそうな顔しないでよ。