学校階級
先月、河鍋さんは掃除当番だった。

けれど、見たいドラマがあるとか

言って、掃除をしたがらず、他の子に

押し付けようとしていた。

それを見ていられなくなって、私は

河鍋さんに、

「すぐ終わらせて、帰ればいいじゃん?」

と言った。 すると河鍋さんは、

ニコッと微笑み、

「じゃあ、安藤さんが代わってくれる?」

と私に聞いてきた。
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