見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~

少し黙って、多希は続けた。



「ハードに働き過ぎだ、って。これからは、少し仕事の時間を減らした方がいいって」


「……」


「って言っても、うちにはバイトとかを雇う余裕はないんだけどさ―――」



その先を言いたくなさそうに、多希は口ごもった。



でも、代わりに私が続けた。



「もうここには…来ない方がいいよ…」
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