見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~
「な」


耳を疑った。


「なに言ってるの?話すり替えないでよ!?」



バン!



突然、多希の両手が私を囲うように会館の扉についた。

大きな音にびくついた私を、思いつめた鋭い目が見下ろす。
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