見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~


熱い。

火傷しそう。




熱は肌を伝わり、胸の奥までも熱く高鳴らせる。

射抜くように多希が見てくる。

純粋なきれいな目で。

眩暈を覚えそうな熱い目で。




「お願いだから、もう来ないでよ…」


「……俺の、自惚れだって、言いたいのかよ」


「そうよ…私はもう会いたくない…」


「嘘つき」


「…もう…君とは、これでお別れ…!」
< 187 / 337 >

この作品をシェア

pagetop