見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~





※※


そうこうしている内に会館が見えてきた。


扉の前では、もう数名の子どもたちが集まっていた。

鍵は私が預かっているので、会館はまだ施錠されていた。


「あーせんせーだっ」

「多希ちゃんもいるー!」


私たちに気づいた子どもたちが駆け寄ってきて、私と多希を囲むように集まった。


「ふふふ!多希ちゃん、せんせーと一緒に来たんだね」

「デートだ!デート!」
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