見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~
「そ、そうですね…。とても本気には思えないですけど」
「あっははは!確かになぁ、あの見てくれだし!実際に、コレはけっこうとっかえひっかえみたいだしな!」
と、小指を立てる重さん。
古いですよ、と心の中で突っ込みながら、私はげんなりとなる。
ほら、やっぱりチャラ男なんじゃない…。
「でもま、根は素直でいい男なんだ」
「へぇ」
「あいつが鼻垂れのガキの頃から知ってる俺の見立てだ。まちがいねぇよ」
「はぁ」
「だからあいつのこと、信じてやってくれな」