見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~


見かけや言動だけですべてわかったような気になっていたけど、間違っていたかもしれない。




本当は、多希ってすごく真面目でしっかりした男の子なのかもしれない…。




「せんせ、ほんとに大丈夫?」



うつむいてしまった私に、多希が気遣うように声をかけた。


思わず顔を上げると、キレイな形の目が、まっすぐに私を見つめていた。
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