見つめないで勉強しなさい! ~一途なチャラ男くんに愛されました~
「そういえばそうだね。確か今週末だったかなぁ。親父たちもバタバタしてた」

「君は手伝わなくていいの?」

「受験勉強を口実に今年はサボらせてもらった」


ま、毎年サボってるようなもんだけど、と付け足すと、多希はニッと笑って私に振り返った。



「ね、今年は一緒にお祭り行かない?」



しまった。
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