wanpachi
松木くんを見ると…
私がここにいるのは何かの間違いだという顔で、小さく呟いた。
「随応寺…なんでこのホテルの、この部屋にいるんだ?」
「松木くんこそ」
我ながら、可愛いげのない返事をしたなと思う。
それに対して松木くんは、
「こ、これはその…ば、罰ゲームな!その…沖布目とかから言われて…」
って言ってたけど、表情を見る限り真っ赤な嘘だと分かった。
嘘を言われたなら嘘で返さないと不公平たって感じたけど、やめた。
本当のことを言う。
あとから面倒くさいことになるのは避けたいし。
「私は、お金が必要なだけ」
言うことは言い切った。
あとは秘密にしてもらうようにすれば…
「はあ?そんな理由で体売るのかよ」
怖い。
「どんなバイトしてようと私の勝手でしょ?」
怖い。
「随応寺の勝手じゃねーよ。おっさんとか本番せがんできたらどうすんだよ」
怖い。
「私に限ってそんなことないから」
私がここにいるのは何かの間違いだという顔で、小さく呟いた。
「随応寺…なんでこのホテルの、この部屋にいるんだ?」
「松木くんこそ」
我ながら、可愛いげのない返事をしたなと思う。
それに対して松木くんは、
「こ、これはその…ば、罰ゲームな!その…沖布目とかから言われて…」
って言ってたけど、表情を見る限り真っ赤な嘘だと分かった。
嘘を言われたなら嘘で返さないと不公平たって感じたけど、やめた。
本当のことを言う。
あとから面倒くさいことになるのは避けたいし。
「私は、お金が必要なだけ」
言うことは言い切った。
あとは秘密にしてもらうようにすれば…
「はあ?そんな理由で体売るのかよ」
怖い。
「どんなバイトしてようと私の勝手でしょ?」
怖い。
「随応寺の勝手じゃねーよ。おっさんとか本番せがんできたらどうすんだよ」
怖い。
「私に限ってそんなことないから」