甘い甘い恋を…
「ほら、タオル」

「あ、すいません。ありがとうございます」



「広い…」

神道さんの部屋は30階建ての24階で3LDKらしい


「きれい…」

つい夜景に惚けてしまった

「ふっ」

かぁー、と熱くなる顔

笑われてしまった…

こんなにも高いところから夜景見て、感動しない女性はいないはず


「とりあえず、風呂に入って来い。寒いだろ」

「え、でも神道さんが…」

確かに寒いけどそれは彼も同じのはず

彼のマンションにまでお邪魔した上、シャワーを先に浴びるなんて、失礼に当たらないだろうか

「なら、一緒に入るか?」

「!?」

「ウソだ。さっさと浴びろ」

なんて心臓に悪い冗談なんだろう。嫌いとはいえども端整な顔でそんな冗談を言われれば誰だってドキドキする

赤くなった顔を隠そうと下を向き、浴室へ急ぐ

広い部屋と同様、広い浴室

まさか、普段鬼のような彼からあんな心臓に悪い冗談が出るとは思いもしなかった

明日からの仕事に影響しないといいけど…


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