ただの幼なじみじゃいられない!
ま、待って…。
それよりあたし、下着の上、Tシャツ一枚しか着てないよぉ。
は、離れなきゃ…恥ずかしすぎるよ。
そして心臓が、バクバクと言っていてうるさい。
爽太に聞こえてしまうのではないか、と心配するほど。
「んん………っ」
爽太の肩で口がふさがれてしまい、声が出ない。
しっ、心臓もたない…!!
なんであたし、爽太にドキドキしてるの。
ていうか爽太、なんで寝てるのにあたしを抱きしめてるの!!!
「ぅ…っ」
お願い、起きて爽太。
あたし、恥ずかしくて倒れちゃいそう…。