ただの幼なじみじゃいられない!



さっきみたいな胸の痛みは不思議とすぐ消えてしまって。


…最近よく、胸の痛みを感じるけど…。


爽太のことを考えると…特に。


なんだろうなあ、アレ。


なにもわからないあたしには、疑問止まりだった。


木陰で、爽太とあまり観れなかった恋愛映画の話を適当にしていると…。



「あれ、咲ちゃんと…新居くんー?」


「あっ!みなみちゃん!遥ちゃん!」



木陰で休んでいたあたしたちに声をかけてくれたのは、あたしと同じクラスの子達だった。


< 201 / 267 >

この作品をシェア

pagetop