ただの幼なじみじゃいられない!
「…………。」
爽太は、黙ってあたしを見下ろしている。
あたしの目を見ているから、耳を傾けていてくれてるのはわかった。
「だからこそ、許せないの。あんたのたったひとことの軽い発言のせいで、あんたたちの関係が壊れるのが!!!」
「か、佳奈…。」
あたしだって…爽太と咲にはくっついてほしいよ。
今…爽太も咲も、想う人は同じなんだから______…。
「なんで咲があんたの言葉に傷ついたのか、泣いていたのか…そろそろわかるでしょう?」
「…………。」