ただの幼なじみじゃいられない!



ふぅ…と一呼吸置いた爽太が口を開いた。



「俺は______…小さい頃からずっと…咲のことが好きだった。」


「…………。」



…え?


小さい頃から…あたしのことが、好き…?


今の…聞き間違い…?



「ご、め…もっかい、いって…?」



聞き間違いかもしれない。


冷静に。


冷静に聞き取って…。



「…は、はぁ?もう一回?」



爽太の頬が、少し赤くなっている。


< 260 / 267 >

この作品をシェア

pagetop