ただの幼なじみじゃいられない!
「だから、俺は…。」
あたしは、またごくりと息を飲み込んだ。
さっき聞こえた言葉が本当なのかどうか、確かめたかった。
「俺は小さい頃からずっと、お前が好きだったんだよ…。」
2度同じことをいうのはやっぱり恥ずかしかったのか、爽太は手で自分の顔を隠した。
でももう片方の手は、まだあたしを抱きしめたまま。
「ほ、本当に…?」
小さい頃から…?
あたしは何度も瞬きをした。