ただの幼なじみじゃいられない!



なんだか爽太のその顔、ものすっごくむかつく〜〜〜っ!!


拳をふるふると震わせて爽太を睨んだけど…。



「おい、あんま待たせんじゃねーよ。はやく飯食ってそのボサボサ頭直してこい。」



あたしの睨みなんて、一切効果なし。


ボサボサ頭なんて…ひどい。


起きてそのままなんだもん…仕方ないよ。


よく考えたら、何時に行こうとかっていう約束もしてない。


それに今この時間に出て行ったら、学校には余裕で着く。


むしろ朝のHRまで時間が有り余るくらいだと思う。


勝手にこの時間に来ておいてこの言い方…もう、ワガママなんだから。


あたしは口を尖らせて、朝の準備に取り掛かった。


爽太は、お母さんに上がってと言われてリビングで待っている。


本当に爽太が来たことにビックリしすぎて、朝ごはんはまともに喉を通らなかった。


部屋に戻って、セミロングの髪の毛をヘアアイロンでいつもどおり毛先を内巻きにセットする。


…よし、このくらいでいいかな!


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