ただの幼なじみじゃいられない!



ここでひとりで、悲しみに浸ることにするもん…。


自暴自棄になりかけたその時…。



「え〜、ちょっとぉ。ほんとにここでヤるのぉ〜?」


「いいんだよ、場所なんてどこでも。」



あたしはびくっと肩を震わせた。


な、な、なに…?


今聞こえた会話は…!


壁を一枚隔てた向こう側から、なにやら若い男女の声がした。


ヤるって…。


ま、まって…!


あの人たち…まさかいかがわしいことを…?!


うそうそうそ、ここで…?!


し、信じられない…。


じゃなくて、とりあえず逃げなきゃ!!!


ひとりであたふたしていると…。



「…んっ…」



やばい…もう始めちゃってるーーーー!


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