ただの幼なじみじゃいられない!
あたしは笑顔で了承した。
「いいよ!ついていってあげる!」
「サンキュ。つか、“あげる”は余計だってーの。」
爽太に、むいっと鼻をつままれた。
「いたっ…ごめんにゃひゃい…。」
爽太の方こそ、偉そうなのがムカつくけど、鼻が痛いので素直に謝った。
「よろしい。」
素直に謝ると、自由になったあたしの鼻。
ふー、地味に痛かった!
赤くなってないかな…。
教室に入ったら、手鏡で確認しよう。
「じゃ、また放課後な。」
「うん、ばいばい!」
爽太はそう言って教室に入っていったので、あたしもばいばい。と告げて自分の教室へ入っていった。