ただの幼なじみじゃいられない!



そしてキラキラした目を見開いてずいっと上半身をあたしに近づけた。



「え、なになに??爽太が行こうって誘ってきたの?」


「うん?そうだよ!」


「ほ〜。あいつもちょっとは積極的になれたか。」



佳奈、なにいってるんだろ?


積極的って?


…爽太って、結構…いやかなり積極的な方だよね?


爽太の高校に入ってからの手の早さは、やばかったじゃない。


佳奈も知っているはずなのに。


変なの。



「まあ、楽しんでね!」


「うん!」



不思議に思ったけど佳奈にはとくに追求せず。


あたしは笑顔で、佳奈に返事をした。


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