私の思い~きっかけとタイミング~

でも確かにそう思うだろう。

先日掛かった総合病院の医者からの電話だ。

誰もがそう勘違いするだろう。

俺はあの時と同じ説明をすると、意を決して話題を変える。

思った通りだ。

彼女は俺の事を全く気が付いていなかった。

うすうすは感じていたが、やっぱりショックだ。

俺は全く意識されていなかったようで、肩を落とす。

でも俺は話をしていくうちに、何とか彼女と会う約束を取り付けた。

理由は少々強引だったが、そんな事はどうでも良い。

ためらう彼女に、山本先生の名を出すことが出来たのは、ラッキーだった。

津田と結婚祝いを買いに行く約束さえしなければ、明日の日曜日を指定する事が出来たのに…。

でも彼女も予定があるような事を言っていたな。

まさか彼氏が居て、デートじゃないだろうな。

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