私の思い~きっかけとタイミング~
私の勝手な思い込みに、苦笑いをする。

今度森崎先生から電話があったら、日曜日のお誘いは丁寧にお断りしよう。

それが良い。

そしてチラリと鞄を見る。

するとその中のスマホが震えだした。

「あっ。」

井上さんか、もしかしたら森崎先生…?

とっさにそんな事を思った自分が恥ずかしい。

慌ててスマホを取り出す。

ん?

山本先生?

私は思いがけない相手に驚いた。

「はい、美紗です。」

勢いのまま出てしまった。

「今晩は。」

< 140 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop