私の思い~きっかけとタイミング~
美紗side
車を運転しながら、まだドキドキしている私。

この急展開に自分がついていけない。

背中のぬくもりがまだ残っている。

「恵太さん…。」

さっきの光景が頭を駆け巡る。

運転しながら、凄く恥ずかしくなってきた。

「きゃあ~。」

意味もないのに、自分の口から出る奇声。

私は何とか無事に家にたどり着く。

ソファに座り、恥ずかしさから鞄で顔を覆う。

あっ、お礼のラインを恵太さんにしよう。

思い立って鞄からスマホを取り出す。

「…。」

どうも恵太さんに先を越されたようだ。

既にスマホに恵太さんの着信がある。
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