私の思い~きっかけとタイミング~
「その通りです。すいません。」
私は素直に謝った。
「今日はうちで夕食を作らなきゃいけないんだから、残業は出来ないのよ?だからちゃんと時間内でお仕事終わらせてね。」
綾子さんらしい。
「結子も美紗ちゃんの夕食は楽しみにしているんだから。」
それからの私達は集中して、何とか1時間の残業で帰る目途を付けた。
「じゃあ、私が買い物をして帰るから、一度美紗ちゃんはうちに戻って泊まる用意して来てね。」
綾子さんの所に行くいつもの段取りを確認した後、私達は会社の駐車場で別れた。