私の思い~きっかけとタイミング~
もう抑えられない。

俺はわざと自分はシートベルトをせず、美紗がシートベルトをするタイミングを伺う。

もう気が付いたら、美紗にキスしていた。

もう離したくない、でも…。

うちに帰らないといけない。

この先はどうしたらいいんだろう。

美紗は俺を降ろして、さっさと帰ってしまうだろうか。

俺はまだ美紗と一緒にいたい。

俺のマンションに着いたが、やっぱり美紗は降りる気配がない。

俺ははぁ~と溜息をついた。

「何もしないから、今日は泊まっていけ。」

そして強引に美紗の荷物を持っていく。

これで逃げられないだろう。

「早く行くぞ。」

俺がそう言うと、慌てて美紗は付いてきた。
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