私の思い~きっかけとタイミング~
俺はこれからどれだけこんな美紗に振り回されるんだろう。
参ったな。
「可愛げがない女だって、自分でもよく分かってるよ。でもこれが私なんだから仕方ないでしょ。気に入らないのなら…。」
これ以上言わせないように、自分の人差し指で美紗の口を押さえる。
「これから美紗の事をもっと知りたい。」
そう言った俺は、一体美紗にどれだけ惚れているんだ。
何もしないと言った事を、早々に後悔している俺。
眠れない夜になりそうだな。
俺は溜息をついた。