私の思い~きっかけとタイミング~
私は恵太からバッと離れると、さっき恵太が姿を消した方へ走り出した。

「何か分からない事があったら呼んで。」

「うん。」

私は自分の荷物を持って浴室へ入った。

シャワーを浴びながら考える。

この後、私は部屋着にすっぴんだよね。

…どうしよう。

そんな事ばかりが頭をぐるぐる回る。

しょうがないので腹を決める。

いつもの風呂上がりの私の姿。

私は頭にタオルを巻いて、リビングに行った。

ソファに座る恵太と目が合う。

すっぴんの私は顔が赤くなった。

「化粧してないと、幼く見えるな。」

恵太は笑った。

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