私の思い~きっかけとタイミング~
美紗side
一緒に恵太とシャワーを浴びるなんて、とんでもない。

そう思っていたけれど…。

恵太の大きな手で身体をきれいにしてもらって、本当に緊張した。

身体がまた欲してきたらどうしよう。

そんな事を考えながら、恵太に身体を委ねた。

でもそれ以上は恥ずかしくて、先に浴室から出た。

恵太が出てくるまでに、サンドを用意しよう。

うちから持ってきた明太子入りのポテトサラダとオーソドックスなハムと卵のサンド。

簡単だけどお腹は満たしてくれるだろう。

盛り付けをしていると、恵太がリビングに姿を現した。

それを合図にコーヒーを入れた。

その間に恵太はどこかへ電話しているようだ。

もしかして病院からかな…。

もし呼び出しだったら、このサンドは無駄になってしまうのかな。

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