私の思い~きっかけとタイミング~
私は綾子さんの顔を見る。
「今の美紗ちゃんの雰囲気、私は嫌い。」
きっぱり言い切る綾子さん。
「…はい。すいません。」
私が返事すると、ふんわりと綾子さんは笑って、また仕事モードに戻った。
きっともっとこんな私に何か言いたいんだろうな。
でも綾子さんはそれを我慢している。
それは私を思っての事だろう。
ここ2日、全く自分に余裕がなかった私。
私は思い直すと、綾子さんに遅れて仕事モードに入った。