Lonely princess 〜ひとりぼっちのお姫様〜

屋上に向かって歩いて行くと、近くで黄色い悲鳴が聞こえてくる



嫌な予感がする



だって、この学校でこんな風にみんなから騒がれるのは‘‘彼等”しかいないから




このまま行ったらきっと鉢合わせしてしまうだろう




引き返そう、そう思った瞬間周りにキャーキャーいわれながら歩いてきた‘‘彼等”と目があってしまった




はぁ、今日はついてないな…




‘‘彼等”に会ってしまうとは思わなかった



私と目が合うと一瞬びっくりしたような顔をして、すぐにその表情を変えて私を睨みつける彼等


その後ろには怯えたような顔をしながら5人の男たちに守られるようにたっている少女



彼等に睨まれ瞬間、胸がズキンと音をたてて痛くなる


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