いきなりプリンセス
「ひ…ふぃ……はわ…」
足の動きに合わせて、変な声が出る…
「ぶ……くくく…」
まぁた笑ってやがる…
この人、私を笑いものにしたいわけ?
「…その調子。」
さっきより更に近く、耳元で囁く…
背筋がゾクゾクした。
「………あ……おぉ…」
なんか、慣れてきたかも!!
足がリュウの動きについていってる。
《素晴らしいわ~!》
《素敵…》
周りのギャラリーは、私の下手くそな踊りには気付いてない…?
リュウが…そう見せてくれてるのかな。
でも…
早く終わってぇぇ~!!
足…限界っス…