いきなりプリンセス
リュウは実の皮を剥いて、私の靴ズレした部分にあてた。
「いっ………~~~っ!!」
痛ぁーい!!
「しみ…しみる~!!」
「我慢しろ。」
出来ないー!!
「ま…これで大丈夫だろ…」
リュウは自分のスカーフを私の足に巻いてくれた…
不思議と、痛いのが薄れる。
「あ…あり…ありがとう……リュ…ニウス…さん?」
「…リュウでいい…」
…はい…
「なんで…この実…」
「…?」
アロエみたいな感じか?
「なんでって……これが薬だと知ってて取りに行ったんじゃないのか?」
「へぇ~薬なんだ…」
「……じゃあ…なんで取ろうとしてたんだ?」
そりゃ…あんた…