ねぇ、聞いて。

流れる時間




その日から太陽は入院することになった。

半日は透析に繋がれた状態で、とても体調がいいとは言える状態じゃなかった。



私は太陽を一人にしたくなくて学校も行かずにずっと太陽のそばにいた。




「太陽!」



しんちゃんや、くまさん、流莉や凜桜。

放課後になるとみんな太陽を見に来た。



『ピロン♪』

携帯が鳴ってLINEを見ると流星からだった。


中学校から連絡を交換していた流星は高校で会ってからよくLINEするようになった。




「太陽、流星が俺もお見舞い行っていい?だって。どうする?」

ベットに寝てる太陽に聞くと小さい声で「分かった」と言ってくれた。



周りが騒がしいから頭がズキズキする。

そう言えば昨日からずっとだな…


でも太陽は、しんどい時ほどいつも通りで何も変わらないみんなが凄く嬉しいんだと思う。


私も入院してるときそうだったわけだし。



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