ねぇ、聞いて。




緊急手術室の前についた私は赤いランプがつく緊急手術室のドアに触れた。


「太陽…? ねぇ、私を置いて行かないよね?」


私の目からポタッポタッと涙が流れ落ちた。



私、太陽がいないとダメだよ…



「太陽!!!

死なないって言ったじゃん!!」


そう言って崩れ落ちて泣いた。


「魅音ちゃん!!」


と声がして、しんちゃんとくまさんが駆け寄ってきた。


「魅音ちゃん大丈夫だから」


そう言って私を椅子に座らせた。



< 122 / 197 >

この作品をシェア

pagetop