ねぇ、聞いて。




見て、太陽。


みんな太陽のために泣いてるよ?


聞いて、太陽。


みんな太陽が助かって抱き合って喜んでるよ?



太陽は怖い人なんかじゃないよ…


誰も近寄らないことないよ…



太陽のことを思って泣いてるよ。



大切に思ってくれているってことなんだよ。



よく頑張ったね。


生きて…



私は安心して気が抜けたのか倒れた。


「魅音ちゃん!?」


隣にいたしんちゃんの言葉を最後に意識を手放した。









< 128 / 197 >

この作品をシェア

pagetop