ねぇ、聞いて。



その後、ナースコールを押して先生に来てもらった。


「もう大丈夫でしょう。」


太陽を見てそう言った。


「よかった…よか、った…」


涙が流れた。

「太陽!! ありがとう!!」


私は最高の笑顔を向けた。


それからしばらくして、太陽はあることを聞いてきた。



「俺は何で助かったんだ?」


どう答えようか迷いはなかった。

ただ真っすぐに現実を見て


こんな大きな壁乗り越えれたんだから大丈夫。


「ドナーが見つかったんだよ。」






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