ねぇ、聞いて。
「え…」
私は声のした方を見ると 階段の数m離れたところに金髪の男がいることを確信した。
その途端私の頭の中で『見えてんぞ』と言う言葉がグルグル回った。
見えてんぞって…パンツ!?
私は恥ずかしさのあまり
「キャーーーッ!!」と手でスカートを抑えた。
「あ…」
その途端恥ずかしさのあまり両手を離した私の身体はドンドン体重が後ろにかかり
後ろのめりになった。
「やばい、落ちる!!」
そう叫んで持ち手に手を伸ばしたが時すでに遅し。
私の足は階段のパイプから離れ、体は宙にいて、急降下していた。