ねぇ、聞いて。







その言葉を聞いた瞬間私は絶望に包まれた。




「声帯が…なくなる、の…?」


血の気がどんどん引いて声がびっくりするぐらい震えている。




太陽が褒めてくれた私の声帯。


小さい頃からたくさん歌って鍛えられた


よく通る声を失う…




声が出せなくなる、


太陽とも誰とも喋れなくなる。









『歌を歌えなくなる…』












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