ねぇ、聞いて。
決断の日
次の日、病室に愛美が来た。
「おはよー!…魅音、何かあったの?」
私の顔を見るなり固まった愛美。
「何もないよ?」
笑顔でそう言うと「そう…」と呟いた愛美は私の前の椅子に腰掛けた。
「魅音…検査結果出たの?」
ドキッとした。
言っちゃダメだ。
愛美に心配をかけてしまう。
「まだ…、だよ…」
声が震えた。
「魅音…検査結果出たんだね…」
昔から一緒にいる愛美にはやっぱり隠し通せなくて…
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決断の日