ねぇ、聞いて。
「大丈夫…」
そう言った私は、全然大丈夫じゃなくて
目から涙が流れた。
そんな私を見た愛美は私をギュッと抱きしめた。
「♪嬉しいことは2倍に 悲しみは2分の1(半分)に
いつまでも幸せな日々を
with you…じゃなかった?」
私を抱きしめて優しい声でWith youを歌った。
「魅音の重荷ぐらい私に半分分けてよ…
我慢しないで、助けてって言っていいよ。
何年、魅音と一緒にいると思ってんのよ。
そんな、下手くそな嘘
すぐ気づくよ…」
やっぱり、愛美には適わないや…
愛美の言葉一つ一つが私のズタズタな心に染み込んでいった。