ねぇ、聞いて。





まだ眠い目を擦りながら私はリビングに向かった。


リビングのドアが目に入ると


「♪~♬~♩」


と何やらドアの向こうから鼻歌が聞こえた。



ガチャ



「あ、おはよう魅音!!」


魅音と呼ばれた私。


白石 魅音 (しらいし みお)
16歳。高校1年生


朝から鼻歌を歌いながらご飯を作る私のママ。

白石 凜桜 (しらいし りお)
25歳。


16歳のときに4つ歳上のパパ、白石 蓮(しらいし れん)と知り合い1年後に結婚したらしい。

それから1年、
ママが19歳の時に私は産まれた。








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