ねぇ、聞いて。
4つあるブランコに並んで座った。
流莉だけがキコキコ音を鳴らしてブランコをこいでいる
「私は小学校1年生からギターを持って歌うようになったの。」
私がそう話始めると
「ちょ、流莉!気が散るからじっとして。」と梨咲に止められていた。
「7歳から魅音の歌声を聞いてきて、私が中学校2年の誕生日にベース買ってもらってバンドしよってなったんだ。」
愛美がそう言うと流莉が
「へー!すごいね!じゃあさ何で言ってくれなかったのー?」
と唇を尖らせて少し拗ねてるみたいに聞いてきた。
キタコレ。言われると思った。
「だってさ、ガラじゃないじゃん!
私たち見てギター弾いてるように見える?
歌歌うように見える?」
そう言うと梨咲が笑いながら「確かにね。」何て言った